格安スマホを失くした・紛失したときはどうすればいい?紛失時の対処と紛失する前の事前の対策まとめ


格安スマホを紛失してしまったら、まず落ち着いて、できることから順を追って対処していくことが肝心です。
端末を紛失した際は、スマホを見つけ出すことはもちろんですが、スマホの情報漏洩を防ぐことも重要になってきます。
もし、端末を紛失してしまっても、事前に設定していれば遠隔で端末の位置を特定したり、端末をロックすることも可能なので、諦めずに対処しましょう!

この記事はこんな方にオススメです!

  • 格安スマホを紛失した時の対処を知りたい方
  • 格安スマホを紛失する前の事前対策を知りたい方
  • 端末の紛失時にスマホに入ったデータの情報漏洩が気になる方

まずは事前対策を

格安スマホといえど、紛失した時の被害は決して小さくありません。
格安スマホ以外のスマホであれば、各キャリアが紛失時向けのサービスを行っていますが、残念ながら格安スマホでそういった手厚いサービスを期待するのは少し無理があります。

携帯電話会社のサービスがあてにならない可能性が高い以上、スマホが手元にある間に紛失しないための対策と、万一紛失した時の対策をしておきましょう。

端末を紛失しないための対策

原始的ですが、ストラップやチェーンを使ってベルトループなどに繋げるという方法だと、紛失する可能性はぐっと下がります。
ネックストラップを使うという手もありますが、スマホによっては重さで肩が凝るのが難点です。

とにかく「失くさない」ことが大事なので、TPOに合わせて最適の方法でスマホが身体から離れないようにしてください。

紛失したときのための対策

iPhoneなどiOSデバイスの場合は、「iPhoneを探す」というアプリがApple社から配信されています。パソコン上から紛失したiPhoneの位置を特定したり、遠隔操作でスマホをロックしたり、データの削除を行えますので、必ずインストールして設定まで行っておいてください。

Android端末の場合は、使っている端末によって名称や使い方等が異なりますが、「Androidデバイスマネージャー」などの名称で『iPhoneを探す』に相当する機能を使うことが可能です。
「Androidデバイスマネージャー」を開くには、端末メニューから「設定」>「セキュリティ」>「デバイス管理機能」>「Androidデバイスマネージャー」という手順を踏んでください。
端末によってメニューや名称は異なるので注意してください。

Android用の紛失対策アプリとしては、『アプリロック(Smart AppLock)』や『Plan B』などのロックアプリがリリースされています。遠隔操作で端末をロックできるので、前もってインストールしておきましょう。

iPhoneやAndroidは、紛失したとしても事前の設定さえしっかり行っておけば、遠隔でスマホをロックしたり見つけ出したりすることが可能です。ストラップなどが面倒という方でも、「iPhoneを探す」、「Androidデバイスマネージャー」の設定は必ずやっておきましょう。なお、格安スマホであっても、OSはAndroidになるので、デバイスマネージャーは使うことが可能です。
事前対策の要点整理

  • まずは紛失しないことが重要。ストラップやチェーンでスマホが物理的に落ちないようにするのが一番確実
  • 紛失した時は、iPhoneなら「iPhoneを探す」、Androidなら「Androidデバイスマネージャー」で遠隔操作が可能。ただし、紛失前に端末上で事前設定しておく必要がある

端末を紛失したら…とにかく探す

自宅や自分のオフィス内で格安スマホを失くした場合は、あまり焦る必要がありません。
家の電話や同僚のスマホから自分のスマホに電話をかけるだけで、音や振動で見つけることが可能です。

問題は屋外や交通機関またはお店やイベント会場など、不特定多数が出入りする施設で端末を紛失したときです。
お店や電車内などで失くしたような心当たりがあれば、窓口まで問い合わせてみるとスマホが届いていることがあります。仮に届いていなくても、しばらく時間が経つと届くことがあります。
少し時間を置いてから再度問い合わせをするとよいと思います。

紛失に気づいたとき、すぐにパソコンにアクセスできる環境であれば、『iPhoneを探す』や『Androidデバイスマネージャー』の機能を使って、マップ上から端末の位置を特定することが可能です。
もし端末の位置が移動しているのであれば、誰かが持ったまま移動しているか、電車やバスの中に置き忘れた状態だということです。
こういったときは、いっその事電話してみるのも一案です。相手や近くにいる人が電話に出てくれて返却に応じてくれるか、警察などに届けてくれる可能性があります。

しかし、電話をするというのはかなり性善説を信用した行動とも言えます。スマホの近くにいた人間が端末を持ち逃げすることがあるからです。
そもそも自分の格安スマホの番号を覚えていない人もいるのではないでしょうか。

すぐパソコンにアクセス出来ない場合や、紛失した場所の心当たりがない場合、または自分のスマホの番号すら覚えていない場合は、とにかく訪れた場所を遡って足で探すしかありません。
最後にスマホを確実に使った場所から、その後の行動をなぞって探して行きましょう。原始的な行動に思えますが、これが案外有効なのです。
大切なスマホを見つけるためなので、恥ずかしがらずにトライしてください。

紛失した時の探し方の要点整理

  • 周りの方に携帯電話を借りて、自分のスマホに電話をかける
  • ある程度場所が特定できるようなら、お店や電車の窓口まで問い合わせる
  • パソコンで遠隔で探す
  • 最終手段は、今いる場所から遡って足で探す

情報漏洩を防ぐためには端末をロック

格安スマホでSNSを利用した後で、毎回丁寧にログアウトをしている方は少ないのではないでしょうか。
利便性を考えて、スマホにログインパスワードを保存している人も多いはずです。

そういった状態で端末を紛失すると、スマホを拾得した人にSNSを悪用されることがあります。そうでなくてもスマホは個人情報の宝庫です。
最近は指紋認証や虹彩認証といった生体認証方式のスマホも増えてきましたが、そうでない場合はたとえパスコードをかけていたとしてもロックを割られ、スマホを自由に使える状態にされてしまうことがあります。
一度スマホに侵入されてしまうと、様々な情報が抜き取られてしまうことでしょう。

これを防ぐには、紛失後できる限り早く格安スマホをリモートロックする必要があります。前述の『iPhoneを探す』や『Androidデバイスマネージャー』、または『アプリロック(Smart AppLock)』や『Plan B』などを活用して、遠隔操作でスマホにアクセス出来ないように設定してください。

しかし、スマホを失くした場合、そういった機能を使うための端末が手元にないことが多いでしょう。スマホを探しに行くか端末ロックをするための端末のところに行くかで迷うことがあるでしょう。
こういった場合の判断はケースバイケースとなります。
すぐに端末ロックできるのであればした方がいいでしょうし、端末ロックできるようになるまでに時間がかかりそうであればスマホを探しに言った方が早いかもしれません。どうしても情報漏洩を防ぎたい場合は、とにかく端末ロックに走った方がいいでしょう。最善と思える判断を心がけてください。

情報漏洩を防ぐための端末のロックの要点整理

  • iPhoneやAndroidでは遠隔操作で、スマホをロックして情報漏洩を防ぐことが可能
  • スマホを無くしたら、「端末をロック」もしくは「すぐに探す」のどちらかの選択肢がある

まとめ

1 まずは事前対策を

  • 紛失しないための対策⇒ストラップやチェーンで、物理的にスマホを紛失しないようにする
  • 紛失したときのための対策⇒「iPhoneを探す」「Androidデバイスマネージャー」で事前に設定をしておくと、紛失時にも意外と容易に見つかる

2 端末を紛失したら…とにかく探す

端末を紛失したら、

自分のスマホに電話をかける⇒お店などの窓口に電話をする⇒パソコンから遠隔で探す⇒最終手段は、今いる場所から遡って足で探す

という順に探しましょう。
ただし、電話をかける際は、スマホの近くにいた人が、端末を持ち逃げするリスクがあるので注意が必要です。

3 情報漏洩を防ぐためには端末をロック

端末の中には個人情報がいっぱい詰まっています。
スマホを無くした際は、すぐに端末を探すという以外に、遠隔で端末をロックするという選択肢もあります。

格安スマホを紛失してしまった時の対応の順としては、大まかには、以下のステップで、端末を探すのが基本となります。

  1. 軽く周囲を探す
  2. 自分のスマホに電話をかける
  3. スマホを無くしたと思われるお店などに電話をかける
  4. パソコンもしくは友人にスマホを借りるなどして、遠隔操作で探す
  5. 見つかりそうにない場合は、遠隔操作で端末をロック
  6. 今いる場所から遡って足で探す

ただし、「自分のスマホに電話をかける」については、紛失した電話をかけたことで逆に、近くにいる人にスマホを持ち逃げされる点には注意してください。
格安スマホであっても、事前に設定さえしておけばAndroidデバイスマネージャーというサービスを利用すると、紛失時に、遠隔で端末の位置を特定したり、端末をロックすることはできます。
端末を紛失してしまった際は、冷静さを失いがちです。
まずは深呼吸するなどして落ち着いて、順を追って対応していくようにしましょう。